・使われなくなった
・作られなくなった
・着られなくなった
“れなくなった”素材や技術を拾い上げ、新たなモノに生まれ変わらせる
そんな思いで二つのブランドを運営しています。
renacnatta
renacnatta(レナクナッタ)は「文化を纏う」をコンセプトにイタリアと日本の素材を組み合わせたアイテムを展開するブランドです。
ブランド名は使わ「れなくなった」生地や以前よりも作ら「れなくなった」素材や技術を使うところに由来しています。北イタリアのコモ地方で作られ、使われずにデッドストックになっている高級シルクを使用した巻きスカートがブランド立ち上げ当初からのロング・ベストセラーアイテムです。
また以前よりも作ら「れなくなった」斜陽産業の伝統工芸を継承する全国の企業や職人とのタッグを組んだ商品も展開しています。
現在展開している伝統工芸:
・西陣織 – 京都
・丹後ちりめん – 京都
・金彩 – 京都
・漆 – 京都
・久留米絣 – 福岡
・手捺染 – 横浜
・杞柳細工 – 兵庫
・焼箔 – 京都
・宮殿師 – 京都
renacnattaでは、ものづくりと同じ熱量でその背景を伝えることに注力しておりオウンドメディアを運営しています。
関わっている産業の歴史と現状、職人の思い、商品開発の裏側を届けることで商品の魅力をより引き出します。
・「侘び寂び」を空間に纏わせる。西陣織を支える「焼箔」を再発見するホームアイテム | renacnatta STORY
・「お寺の装飾美」と「ヨーロッパ文化」が融合したコンポート皿ができるまで | renacnatta STORY
cravatta by renacantta
cravatta by renacnatta(クラヴァッタ・バイ・レナクナッタ)は着物のアップサイクルをテーマにするファッション小物ブランドです。
着物の良さは糸をほどけば再び布の形に戻るという点です。
現在、日本では年間50万トンを超える衣料品が廃棄されると言われていますが、かつて日本人は衣服を最後の最後まで大切に使っていました。着られなくなればまた仕立て直し、生地自体がぼろぼろになれば、敷物や小物にしたり、最後は雑巾として使ったり。私たちはそんな日本に昔から根付いていた「循環の文化」を現代のライフスタイルに合う形で提案することを目指しています。
昔の循環は着物から価値の低いものに形を変えていくことで最後まで大事に使う「ダウンサイクル」が一般的でしたが、cravatta by renacnattaはさらに付加価値をつけて生まれ変わらせる「アップサイクル」を提案していきます。